
海洋深層水は、ビールや清涼飲料水、料理や化粧品にも配合されるようになった。近年わたしたちが知るようになったこの 水は、あらゆる分野での研究、商品開発が活発になったためである。
海洋深層水とは読んで字のごとく、海の深い層のところにある水である。正確には、「太陽光が届かず、かつ、表層の 海水と混ざらない深さにある海水」を指す。通常は、200メートル以深の海水を海洋深層水と呼び、 地球に存在する海水の約95%を占めると言われている。実の所、海洋深層水利用の歴史は浅い。
これまで、水産分野を先駆けとして、非水産分野(食品・医療・健康産業など)において、様々な研究が行われきた。 更に、民間企業では、海洋深層水を利用した食品や健康飲料、化粧品等の商品化に向けた取り組みが活発になっていて 、近年わたしたちが知るところとなった。
海水には、人体に必要不可欠な必須微量元素(必要なのは微量であるが、その量が摂取できないと味覚障害、 代謝バランスを崩す恐れがあるという、生命維持のために必要な元素)やミネラルがバランスよく含まれているという 特徴がある。これは、表層水でも深層水でも共通している。
しかし、深層水には表層水にない特性があるがゆえに注目
されているのである。その特性とは、
@一年を通して低温で安定。
A陸水・大気からの汚染を受けにくい。
しかも、化学物質・汚染細菌数が少ない。B生物の生長に不可欠な窒素・リン・ケイ酸等の無機栄養塩を多く含有
C人体のミネラルバランスと極めて類似した必須微量元素や、各種のミネラルが含有
D高圧下で長い年月をかけて形成されているので、水質が安定している。
以上の特性ゆえ、あらゆる分野の開発に発展している。 つまり、深層海洋水はミネラル豊富で人体にとって非常に価値のある、魔法の水なのである。

海洋深層水を利用した発泡酒であり、ほかに類を見ない試みであったであろう。そもそも発泡酒は、ビールに比べ 酒税の税率が低いので、アルコール飲料の売れ筋商品として大手ビールメーカーが商品開発に力を注いできた。
発泡酒を開発する上での問題は、いかにビールに劣らぬ風味や香りに近づけるかという点であった。 発泡酒は、ビールよりも麦芽が少ないため、良質の栄養分を酵母に与えることができないのがネックだったのだ。
それ解決するために、アサヒは海洋深層水に着目したのだ。海洋深層水には、豊富な無機質栄養塩やミネラルが豊富で ある。これにより、酵母の発酵を促進させたのだ。アサヒの「本生」(現在は本生ドラフト)には、富山湾、 入善の海洋深層水が使用されている。しかしながら現在の商品のラベルには表示がされていない。
その理由は、既に消費者の理解を得ているとの考えによるものとのこと。 つまり、海洋深層水はそれほど周知されたものであるという現れであろう。しかし現在、ビール・ 発泡酒に続き、第三ビールや発泡酒とスピリッツを原料とした「リキュール」に分類されるビール風味の商品、 麦や麦芽を一切使用せず、「エンドウたんぱく」や「大豆ペプチド」「とうもろこし」を使用するは「その他の醸造酒」 に分類されるような発泡酒が次々と開発されている。
一方、「プレミアム」と銘打った通常のビールよりも風味も価格もリッチ感を味わえる商品も人気だ。 つまり、ビール業界は商品開発で大競争が起こっているのである。 そんな中、海洋深層水の表品ラベルを割愛してしまっているのは、 海洋深層水の良さをアピールし切れていない状態にしてしまっているような気がしてしまう。
海洋深層水は、その特異な成分含有により、あらゆる業界で注目されている水である。海洋深層水の特徴は、 ミネラル・無機栄養塩(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム等)が豊富であり、細菌学的にも化学的にも清浄である。
化粧品、飲料、食品業界などが、化粧品、入浴剤やバスグッズ、飲料水、アルコール、加工食品などとして商品化してい る。多岐にわたる商品の共通点は、「水関係」という所以外、共通点は見つけづらい。 しかしながら類まれなるこの水は様々な特質を有している。
海洋深層水はダイオキシン等の有害化学物質に汚染されていないという特性を持っている。 そのため、単純に飲料水に活用するだけではなく、化粧品・入浴剤・バスグッズにまでに至るのである 。飲料水に至っては、ミネラルウオーターとして口にするのはもちろん、清涼飲料水や発泡酒にも使用されている。
清涼飲料水に海洋深層水が有するミネラル・無機質栄養塩を含むことにより、 体への吸収を更にスムーズにさせる働きがある。また、ビールより麦芽の量が少ない発泡酒の酵母の発酵を促し、 味にまろやかさをつけることができるのだ。
富山県の加工食品会社では、食品添加物の替わりに、海洋深層水を使い、 大豆、サトイモ、ゼンマイ等煮くずれを防止し、うま味成分を保持する技術を開発し特許を出願し、 科学的効果を検証した。そして中でも医療分野において、画期的な研究が行われている。
富山市の企業が地元の大学と臓器保存液として利用する研究に着手したのだ。 これは、海洋深層水のミネラルバランスが人間の体液に類似していることに着目し、 従来の生理食塩水に比べて遙かに保存効果が高いことを明らかにした。
この成果、国の委託事業で創傷ケア用の薬剤を開発しようとする研究が進んでいる。大地の恵みの「海洋深層水」。 まだまだその恩恵を受ける可能性の広がりを期待できそうだ。
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試した方はご存知であろうが、格別のどが渇いていない日常の中で、ミネラルウオーターのペットボトル1本を飲み干すのは結構苦労するものだ。
しかもデトックス効果が期待される硬質のミネラルウオーターは日本の水よりも癖があるのが特徴であるため、結局挫折された方もいるだろう。